―痛みを忘れる日々へ
新しい治療選択肢『ひざラジオ波治療』―
階段の上り下り、趣味の旅行、大切な人との散歩・・・
「膝の痛みさえなければ、もっとやりたいことがあるのに…」
「この痛みさえなければ、もっと楽しめるのに…」
そう感じている方へ。
当院では、これまでの飲み薬や湿布、何度も繰り返す注射とは違う、「痛みの原因となる神経」に直接アプローチする治療(ひざラジオ波療法)を始めました。
※効果には個人差があります。詳しくは担当医にご相談ください。
変形性膝関節症は、長年の使用や加齢によって膝の軟骨がすり減り、骨が変形して痛みを生じさせる病気です。 国内では約1,000万人の方が自覚症状を持ち、潜在的な患者数はさらに多いと言われています。
この治療は、変形した骨や軟骨を治すものではなく、「痛みを伝える神経の働きを一定期間弱める」ことで、 膝の痛みを和らげる治療法です。
膝の知覚感覚を司る「膝神経(ひざしんけい)」と呼ばれる細い神経に、針先から出る高周波(ラジオ波)で熱を加え、 痛みを伝える神経の動きを一時的に弱めます。これにより、約1年間にわたって痛みの緩和が期待できます。 海外の臨床試験では最長2年間痛みが半減したとの報告もあります。
ひざラジオ波治療では、ひざの3つの知覚神経に対してアプローチをしていきます。
治療本番の前には、治療対象(効果が期待できるか)となるかどうかのテストを行います。対象となる3つの神経に少量の局所麻酔をします。麻酔が効いた頃に、普段感じるひざの痛みが半分以下になった方が対象となります。
治療当日はテストのときと同じように、対象神経3か所に局所麻酔を行います。これにより、治療中に強い痛みを感じることはほとんどありません。
エコー(超音波)装置を用いて、痛みの原因となっている神経のそばへ特殊な針を進めます。
微弱な電気刺激を流して、感覚神経と運動神経を確認します。
このダブルチェックを行うことで、痛みを伝える感覚神経だけを安全かつ的確に狙い撃ちします。
針の位置が確定したら、ラジオ波を2分30秒流して対象神経を加熱します。この工程を3つの神経に対して繰り返して終了です。
かつてはレントゲンを目安に行っていましたが、本治療では局所麻酔下で超音波(エコー)ガイドを用いて実施します。 これにより、神経・血管・骨の位置をリアルタイムで確認しながら、より安全かつ正確に治療を行うことができます。
目に見えない神経の位置を超音波画像で血管を目印にして正確に特定します。
針先が血管や重要な組織を避けていることを常に画面で確認できるため、合併症リスクを低減できます。
切る手術に抵抗がある方でも、局所麻酔・日帰りで受けられる選択肢があります。まずはテストブロックで、ご自身の膝に効果があるかをお試しいただけます。
この治療は「魔法の治療」ではありません。期待できることとできないことを正しく理解していただくことが大切です。
効果が弱まってきたら?
神経は時間とともに徐々に再生すると言われています。数か月〜数年経つと痛みが戻ってくることがありますが、
その場合は医師と相談の上、再度同じ治療を受けることも、一定の期間を空けて別の外科手術を受けることも可能です。
安全性の高い治療ですが、医療行為である以上、リスクはゼロではありません。
| 治療法 | 保存療法 (内服・注射・リハビリ) |
末梢神経 ラジオ波焼灼療法 (本治療) |
人工関節置換術 |
|---|---|---|---|
| 体への負担 | 小 | 小〜中 | 大 |
| 麻酔 | 不要 | 局所麻酔 | 全身麻酔 |
| 入院 | 不要 | 原則不要 | 必要 |
| 膝の症状 | 軽度〜中度 | 中度〜重度 | 重度 |
※いずれの治療も健康保険が適用されます。